トイレのつまりや水漏れを招く要因

水洗トイレを使った時に流れる水の量は、だいたい6リットルほどとされています。昼間は家族全員が家の外にいて、職場や学校でトイレを使っているという家庭ならあまり気にならないでしょうが、専業主婦や家で仕事をしているという人なら、1回あたりの使用に6リットルもの水が流れるのかと思うと節水しなければという気になるでしょう。近年は節水タイプが登場しており、水を渦巻き状に流すことで4.6リットル程度の量でしっかり流せるものがあり、多くの人に選ばれています。同じように流せるなら、少しでも少ない水で流したいという思いは誰もが共通するところだからです。

しかしながら、トイレに関してはあまり節水を気にしすぎるのはよくありません。たとえば排尿時に流す場合にはトイレットペーパーが吸い込まれていった時点で流れたように見えますので、少しレバーを動かしただけで流れていきます。けれど、実際には水量が少ないために排水管の途中で止まってしまっており、この動作が何度も続くことによってペーパーのかたまりがどんどん大きくなっていき、ついにはつまりとなってしまうのです。いったん詰まってしまうと流れる先を失った水が逆流して便器へと戻り、水漏れにつながります。

便器からの水漏れとなると大量の水となり、しかも汚水になってしまうことから対処は非常に大変です。つまりを発生させないように一気に流すことが大事だということを考えると、つまりからの水漏れを防ぐにはトイレ以外の場所での節水がベストと言えます。

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